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❶不動産売却の準備

 

まず、売却計画をたてましょう。

(1)売買の目的を明確にする
不動産を売却しようと決心したら、はじめに売却計画をたてることをお勧めします。
これから、不動産の売却を進めていくにあたり、なにが問題になるのか?どのように売却したいか?などを明らかにします。これによって、専門家に相談するポイントが明確になります。具体例としては・・・

●売却の目的や理由
●買換えなのか資産の売却なのか
●相続に伴う不動産の売却なのか
●いつまでに売却できれば良いのか
  ・・・・・・・などが考えられます。
 


 
(2)売却方法を知る
不動産の売却にあたって、誰に売却するか?ということがあります。
一つは、不動産会社に仲介を依頼して一般の買主を広く探す方法。
もう一つは、不動産会社に買い取りを依頼する方法です。


 ■不動産会社に仲介を依頼する場合
  時間が掛かっても少しでも高く売却したい場合
  一般の買主が敬遠するような欠点が少ない場合

 ■不動産会社に買い取りを依頼する場合
  一般の方が購入できないような規模が大きい場合
  造成やリフォ-ムが必要な場合
  急いで売却したい場合

それぞれメリット・デメリットがありますが、売買の目的が明確になっていればどちらが適するかの判断がしやすくなります。
 


 
(3)知りたいこと、疑問点などを明確にしておく
専門家に相談する前に、何が知りたいのか、「売却方法」「税金」「相続手続」などの知りたいこと・疑問点を明確にしておくことをお勧めします。これにより、相談を受けた側も、内容によって他の専門家(弁護士、税理士、司法書士、土地家屋調査士など)との連携を図りながら対応することが可能になります。
 
 
専門家に相談する前に、ご自分で不動産の価格動向などを調べることも有益です。一般的に公開されている情報としては、以下のものがあります。
 
■路線価図の活用
相続の時によく耳にする言葉に「路線価」というものがあります。国税庁が作成しており相続、遺贈又は贈与により取得した財産に係る相続税及び贈与税の財産を評価する場合に適用します。
https://www.rosenka.nta.go.jp/
 
■土地総合情報システムの活用
国土交通省のWEBサイトです。不動産の価格についていろいろな情報を提供しています。このサイトでは不動産の取引価格や、地価公示・都道府県地価調査の価格を検索することができます。

国土交通省地価公示・都道府県地価調査」
地価公示※1や都道府県地価調査※2を検索できるサイトです。
※1地価公示:地価公示法に基づき、国土交通省が毎年1回公示する標準地の価格。
※2都道府県地価公示:国土利用計画法に基づき、都道府県が毎年1回公示する基準値の価格。
https://www.land.mlit.go.jp/
 
「不動産取引情報検索」
誰もが安心して不動産の取引を行えるように、数多くの取引価格情報をアンケートにより収集し、個人情報保護に留意しながらインターネットを活用して提供する、国の制度です。地価公示などを見ながら不動産の実勢価格などの資料を見ることができます。
 https://www.land.mlit.go.jp/
 
■自治体の固定資産税評価
津山市の場合「津山市統合型GISきらきらつやまっぷ」
津山市が公表している固定資産税路線価・標準宅地マップです。
岡山県津山市の場合
http://www.gis.pref.okayama.jp/

不動産の価格については、不動産の個別的要因(権利関係や物理的特性など)が価格に及ぼす影響が大きいため、一般の方が価格を導き出すことは難しいと言われていますが、ある程度の目安を知ることは大切です。